代表者挨拶

社会福祉法人 六心会

私は大阪南部を中心に展開するドラッグストア「イレブン」を経営し、薬局・ドラッグストア業界に約30年間携わり、地域社会の皆様に「健康と美」を提案してまいりました。

経営を続ける中で私自身も年齢を重ね、若い頃とは違う「健康と美」への考え方を持つようになりました。

21世紀を迎えたわが国は、超高齢社会の到来、溢れる介護待機者、持続可能性が疑われる財政、地域・家族のセーフティネット機能の減退など、社会経済情勢の大きな変化を迎えております。

このような情勢下において、私たちも介護福祉の分野が今後必ず必要であると考え、何らかの貢献をしたいと念じつつ研究を重ねてまいりました。しかし、私たちがこの分野で事業を推進していくとして、変化の大きな社会経済情勢の中で、従来の事業者の行き方を踏襲することには迷いと困難さを感じておりました。

私は原点に立ち返り「6つの心」を基にお客様と地域に密着したサービスを行うべく「六心会」という法人を立ち上げました。

「セルフメディケーション」の考えの浸透と共に、人生をどう健やかに過ごすのかということが大きなテーマになっていると感じます。私は介護が必要な方にもできるだけ「普通の生活」をしていただける施設が必要であると考えています。

そこで介護度に合わせたサービスを実現すべく、「小規模多機能型居宅介護」、「認知症対応型共同生活介護」、「特別養護老人ホーム」の3施設をひとつの建物に集め、複合福祉施設離宮千里山を設立いたしました。

現状の必ずしも効率的であるとはいえない従来の社会福祉法人の施設経営において、業界内部からの変革を促すために、模範となるオペレーションを構築し、業界を変えるメッセージの発信者なり、さらにオペレーションのみならず、さまざまな新しい取組みを導入することにより、日本全体に発信し、もって介護をはじめとする問題を社会全体で共有し改革を先導することを目指すことが私たちの使命だと考えています。

私たちは、このような理念のもと、私たちのサービスを利用される方一人ひとりの価値観を理解し、自己実現欲求をかなえることにより、「人間らしく生 きる人生」を実現することに全力を尽くすことにより社会の問題解決に尽力し、もって介護福祉業界全体にメッセージを発信し、業界を変革する先導者となることを目指して参りたいと考えております。

今後は介護施設の設立だけにとどまらず、施設にドラッグストア、医療モールなどを併設した、お客様に寄り添ったひとつのコミュニティを作っていきたいという大きな目標があります。

私たち社会福祉法人六心会は、高齢者の笑顔溢れる施設運営を通して国民の幸福に奉仕し、明るく活力ある社会を構築してゆくため、社会福祉事業の担い手となって良質な最高の福祉サービスを提供してまいります。